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墨田区緑の人気スイーツショップ、「カラフルペア」のオーナーパティシエ、西村一行さんと奥様、一美さんと映画鑑賞。『ラーゲリより愛を込めて』ネタバレしない⁉ 映画感想 Vol.2

エレベーターの中で、何を観ようか相談するお二人。

 

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墨田区緑のケーキショップ「カラフルペア」のオーナーパティシエ西村一行さんと奥様の一美さんが選んだ映画は、『ラーゲリより愛を込めて』。

 

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第二次世界大戦後、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留された日本人は約60万人もいたとか。過酷な労働、わずかな食糧、抑留者同士の争いがあるなか、希望を捨てずに仲間に希望を与え続けた実在の人物、山本幡男さんの半生を描いた映画。
 
作品を観る前から一美さんはハンカチを用意していましたが、映画館から出てきたところ、、、一美さん、号泣過ぎてお話が聞けない状況です。
 
「戦争の怖さを改めて感じました」と一行さん。
「戦争というものは、日常生活を送っていても突然砲弾が飛んできて、いとも容易く人の命を奪っていく。
槍や刀といった武器は、人が目の前で人を殺してしまう。いっそう人の命を奪ったことを実感させる。人が人を殺すという行為は、人間を人間でなくしてしまうものなのだ、と思いました。
 
強制収容所に抑留された状況で、戦争の不条理、理不尽に立ち向かう主人公。
家族や仲間を励まし、自分も鼓舞する姿に、本当の強さというのはこういうことか、と思います。
劇中で『家族に会うためだったら、何でもする』という言葉があるのですが、自分もそうなるだろう、自分も『卑怯者』になるだろう、と深く考えさせられました。
戦争は終わっても、戦地に赴いた人たちやその家族の苦しみは終わらない。
その苦しみと一生向き合わなくてはいけない。
なんて悲しいことなんでしょうね。
 
そして、テレビ等で観る戦争経験者の方々が必ず口にする、『戦争はしてはいけない』という言葉。
戦争経験のない僕でも、心の底から『戦争はしてはいけない』と強く感じました。
いつどこで戦争が起きてもおかしくない世界情勢の中、日本人だけでなく、世界中の人にぜひ観てほしい作品です。」(一行さん)
 
第二次世界大戦という、多くの国が関わる戦争が終わって80年近くが経つけれど、戦争がゼロになることはない状況。
自分たちにいつ起きてもおかしくない、という気持ち、忘れちゃいけないね。
一行さんの横で泣きながら「うんうん」頷いている一美さん。
そんな姿も印象深い映画感想でした。
次回は、映画終わりにおすすめの、立ち寄りスポットです。

 

 

西村一行さん&一美さん
墨田区緑2丁目にあるケーキショップ「カラフルペア」のオーナー夫婦。お店は錦糸町、両国のちょうど真ん中に位置し、決してアクセスが良いとは言えない場所ながら、パティシエが作る味だけではなく色味や食感を含めて素材を活かしたスイーツを求めて、老若男女が足を運ぶ。最近では、地元のスイーツフェス等にも積極的に参加している。
 
カラフルペア
〒130-0021 東京都墨田区緑2-14-14
TEL:03-3631-6630
https://colorfulpear.official.ec/


 
ラッコ天使
出身地:ラッコ星
趣味:映画鑑賞、おいしいものを食べること、お得なものを見つけること。
将来の夢:錦糸町で映画祭を開くこと。

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