株式会社東京楽天地 社長

浦井 敏之

社長メッセージ

 皆様、このたびは当社に関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 当社は「阪急阪神東宝グループ」の一員で、創立者小林一三翁の「清く正しく美しい娯楽を大衆に提供する」という理念のもと、墨田区錦糸町に1937年に創立されました。創業より映画を中心に様々な娯楽を提供し、地元・地域に密着した事業活動を行ってまいりました。特に1980年代からは不動産開発を通じて賃貸事業を活性化し安定した収益基盤作りを進めています。あわせて天然温泉サウナ、飲食、ビルメンテナンスなどサービス事業の多角化も図り、分社化を通じてグループ全体のシナジー創出にも取り組んでいます。

 さて、当社グループは、2023年3月に、創立100周年にあたる2037年に向けた「長期ビジョン」、2024年1月期から2026年1月期までの「中期経営計画」を策定いたしました。

長期ビジョンでは、当社グループの社会的存在意義(パーパス)を「すべての人の暮らしを楽しく豊かに彩る。」と再定義しました。これに基づいた当社のあるべき姿と重点課題、売上高や営業利益などの数値目標を定め、『経営基盤拡充に向けた「成長投資」』『多様な「人材」の採用・育成を通じた組織の活性化』『地域社会との連携強化・協働』を経営戦略とし、すべてのステークホルダーの利益を実現するために、持続的な成長と企業価値の向上をはかり、社会に貢献してまいります。

中期経営計画では、今後3年間をコロナ禍からの回復期と位置付け、不動産賃貸事業においては、「成長戦略の柱として新たな物件の取得」、「既存物件の資産価値最大化」などを、娯楽サービス関連事業においては、「TOHOシネマズ錦糸町の収益向上」、「新規温浴施設の取得、開発」などを、飲食・販売事業においては、「既存店舗の見直し・強化」などを推し進めることといたしました。また、新規事業開発として、地域社会が求める最適なサービスの提供を実現するための新たな事業計画へ着手することも、この計画期間内に行うこととしております。

 当社はESG、SDGsといったサステナビリティにかかる社会課題にも積極的に取り組んでいるところであり、また、企業の持続的な成長のためには、何より従業員が「やりがい」と「誇り」をもって安心して働くことが重要と考えており、そのための社内環境整備にも注力しているところであります。

現在、少子高齢化に伴い人口の減少が社会問題となるなか、錦糸町の周辺地域では今後も人口の増加が見込まれております。これは地域に密着した経営を行っている当社にとって大きなチャンスであり、この機会を逸することのないよう、更なる事業の発展を目指してまいります。

皆様も、我々とこの大きな変革の中で共に成長をめざし働いてみませんか。そこにはきっとやりがいのある仕事が待ち受けているでしょう。ご応募を心よりお待ちしております。

社長 浦井 敏之